新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は11日、鎌倉市の湘南鎌倉総合病院を訪れ、県医師会の菊岡正和会長、県病院協会の吉田勝明会長とともに医療従事者へのワクチン接種の様子を視察した。
知事らは、看護師らが体調や基礎疾患を確認する予診の後、ワクチン接種を受け、経過観察に入るまでの流れを確認した。
知事は視察後、記者団の取材に「整然と行われており、ワクチンが医療スタッフの皆さんの感染リスクを減らしていく一助になればと思う」と強調。4月からは高齢者対象の接種が始まるが、副反応への懸念について問われると「過剰に恐れること、報道することによって怖さを実態以上に膨らませてしまう。情報を正しく伝えていく努力が必要だ」と述べた。