田上長崎市長 収支報告書にミス

 長崎市の田上富久市長は12日の定例市議会一般質問で、自身の後援会が作成した政治資金収支報告書にミスがあったことを明らかにした。政治資金規正法によると、5万円を超える寄付を受けた場合、寄付した個人の住所を報告書に記載しなければならないが、誤って個人が所属する法人の住所を記載していた。
 田上市長は「適切な記載ではないと判断し、訂正した」と釈明した。後援会によると、ミスがあったのは2017~19年の報告書にある27件中12件の記載。2月22日付で県選管に訂正を届け出た。郵便物のやりとりがあった個人の住所を、法人の住所と混同したことが原因という。
 中西敦信議員(共産)に答えた。

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