プレミアリーグ初、ザハが試合前の片膝ポーズを拒否

 クリスタル・パレスのウィルフリード・ザハは、試合前に膝をつくブラック・ライヴズ・マター運動(BLM)を拒否した。

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 28歳ザハは先月、反人種主義と反差別を推進するジェスチャーが黒人である自身にとって品位を落とすものだと主張。昨年夏から実施されている試合前の片膝ポーズを参加しないと宣言していた。その後初めて先発出場となったプレミアリーグ第28節WBAでは、試合前にサイモン・フーパー主審の笛で選手たちが片膝ポーズをする中、ザハは手を後ろに回して直立。試合後ザハは、プレミアリーグ初となった膝立ち拒否の理由を説明した。

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「キックオフ時に起立するのは、数週間前から公言していた。そこには正解も不正解もない。だが僕としては、膝をつくポーズが試合前のルーティンの一部になってしまっていると感じる。リーグや他の組織が変革のために多くの作業をしているのを知っているし、チームメイトや他クラブ選手が膝をつくことを尊重する。社会面としては学校の教育を改善し、ネット上で罵倒する人々に対してより強力な行動を取るべきだと思う」。

ザハがプレミア初の片膝ポーズを拒否※Photo Mike Hewitt

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