【ボクシング】エストラーダが3度目の防衛でベルト統一!

WBA・WBC世界スーパーフライ級王座統一戦は13日(日本時間14日)、米テキサス州ダラス)で行われ、WBC王者ファンフランシスコ・エストラーダ(30=メキシコ)が、WBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(33=帝拳、ニカラグア)に2―1((117―111、115―113、113―115)の判定勝ち。3度目の防衛に成功するとともに2団体のベルトを統一した。

2012年11月にWBA世界ライトフライ級戦で対戦した際は、王者だったゴンサレスが3―0の判定で勝利し5度目の防衛に成功。8年4か月ぶりの再戦となったこの一戦も、初戦と同じように接近戦での打ち合いを展開。お互いの意地をぶつけるかのような殴り合いとなったが、エストラーダが紙一重でモノにし、雪辱を果たした。

試合後、エストラーダは「ゴンサレスは素晴らしいファイター。(後半のスコアカードは)自分が勝っているのか分からなかったので最後の2ラウンドは激しく戦わなければならなかった」と激闘を振り返った。

頂上決戦を制し、これでスーパーフライ級戦線の主役に躍り出たエストラーダ。WBO同級王者の井岡一翔(31=Ambition)は、かねてこの試合の勝者との対戦を熱望しており、一方のエストラーダも以前に「今戦をクリアしたら井岡や(IBF同級王者)アンカハスと統一戦を考える」と語っている。井岡戦が実現すれば世界的なビッグマッチとなるが、実現の行方はいかに。

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