【NBA】ラプターズがブルズに大敗 渡辺雄太は消極的なプレーで無得点

消極的なプレーが目立った渡辺(ロイター=USA TODAY)

14日(日時間15日)の米プロバスケットNBAでトロント・ラプターズはシカゴ・ブルズに95―118で敗れて5連敗となった。渡辺雄太(26)は7分53秒の出場で無得点。「10日間契約」で加入したヘンリー・エレンソン(24)との対照的なプレーぶりだった。

渡辺は22―28とリードされた第2クオーター(Q)のスタートから出場。オフェンスリバウンドからカイル・ローリー(34)の得点をアシストするなどしてラプターズは2点差に追い上げる。

だが、シュートを打てそうな場面でもパスを回すのが目立ち、この日唯一のゴール下でのシュートはブロックされてしまい、残り4分7秒でベンチに下がると以後の出番はなかった。

一方で10日にラプターズと「10日間契約」を結んだエレンソンが、前日のシャーロット・ホーネッツ戦に18分10秒出場して9得点、9リバウンドを記録したのに続いてこの日は20分12秒のプレーで6得点、3リバウンドだった。

身長(208センチ)は渡辺(206センチ)とほぼ同じ。インサイドのプレーを得意とするパワーフォワード(PF)のポジションは、時にボール運びもこなす渡辺とは異なるとはいえ、出場した2試合で計9本のスリーポイントシュートを打ち(成功は各1回)、この日も渡辺が退いた後はピック&ロールなどで似たような動きをしていたのが目立った。

ラプターズはコロナ感染拡大防止規定でパスカル・シアカム(26)やフレッド・バンブリード(27)といった主力が出場できないことに伴うエレンソンとの契約だが、2試合続けて渡辺よりも長いプレー時間を与えられているのが日本のファンとしては気になるところだ。

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