【NBA】八村塁は最後ヒヤリもチームは辛勝 前日スタメンの渡辺雄太は出場せず

八村塁(ロイター=USA TODAY)

米プロバスケットNBAは4日(日本時間5日)の試合でオールスター前の前半戦が終了。ワシントン・ウィザーズはホームでロサンゼルス・クリッパーに119―117で勝利。八村塁(23)は32分6秒出場して9得点、3リバウンドと1アシストだった。

西地区3位の強豪に勝利目前で、ウィザーズは最後は八村のプレーにヒヤリとさせられた。

1点リードの残り7秒で、八村がファウルされてフリースローを得る。2本決めれば負けはほぼなくなる状況で、今シーズンの成功率76・9%の八村は1本目を決める。

だが2本目は外す。リバウンドを取られれば最悪、スリーポイントで逆転負けもあり得る状況だったが、ここは190センチのブラッドリー・ビール(27)が値千金のオフェンス・リバウンドを取り、前半戦最後の試合で勝利をモノにした。

この日の八村は前半は2得点のみ。チームも54―61のビハインドでハーフタイムとなる。

だが第3クオーター(Q)は得意のローポストからのジャンプシュートを決めると、直後にもカワイ・レナード(29)のファウルを巧みに誘ってフリースローを得る。

ここは1本しか入れられなかったものの、次の攻撃ではスリーポイントシュートを決め、八村の連続6得点でウィザーズは60―63と詰め、第3Q終了時には87―87の同点に追いついた。

第4Qはクリッパーズがリードする展開も、ウィザーズは残り3分で逆転して逃げ切りに成功。3試合ぶりの勝利で、14勝20敗の成績で前半戦を終えた。

またトロント・ラプターズは敵地でボストン・セルティックスに125―131で敗戦。前半戦の成績は17勝19敗となった。

前日のデトロイト・ピストンズ戦で初のスタメン出場を果たした渡辺雄太(26)はベンチ入りしたものの出場しなかった。

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