【グラミー賞】テイラー・スウィフトが女性初のアルバム賞3度目受賞

アルバム賞を受賞したテイラー・スウィフト(ロイター)

米音楽界最高の栄誉とされる「第63回グラミー賞」の発表・授賞式が14日(日本時間15日)、ロサンゼルスで開かれ、テイラー・スウィフトの「フォークロア」が自身3度目となる最優秀アルバム賞に選ばれた。同賞主要4部門の一つ、アルバム賞の3度受賞は女性アーティストとして初。

テイラーは2010年に「フィアレス」で、16年には「1989」で、それぞれアルバム賞を獲得。「フォークロア」は8枚目のアルバムだったことから、米芸能誌「バラエティ」は、同賞の受賞率が打率なら3割7分5厘と称賛した。

男性アーティストで過去に同賞を3度受賞したのはフランク・シナトラ、ポール・サイモンとスティービー・ワンダーの3人。

主要部門の最優秀レコード賞はビリー・アイリッシュが「エブリシング・アイ・ウォンテッド」で受賞。ビリーは昨年に続き、2年連続で同賞受賞となった。

また、最優秀楽曲賞は女性シンガー・ソングライター、HERの「アイ・キャント・ブリーズ」が輝き、最優秀新人賞は女性ラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンが選出。今年は主要4部門全てを女性アーティストが独占した。

一方、長崎県出身のパーカッショニスト小川慶太が参加するグループ、スナーキー・パピーの「ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」が最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞を獲得。小川は17年にも同グループのメンバーとして同賞を受賞している。

© 株式会社東京スポーツ新聞社