スペイン1部バルセロナがフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(29)の放出でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)残留を勝ち取る。
スペイン紙「マルカ」が、移籍金1億2000万ユーロ(約156億円)もの大金を投じて獲得したグリーズマンを放出する可能性を報じている中、同国紙「ムンド・デポルティボ」はイタリア1部ユベントスのアルゼンチン代表パウロ・ティバラ(27)とのトレードを計画していると報道した。
バルセロナでは今夏に契約満了となるメッシの残留を最優先に新チーム編成を進めており、エースとプライベートでも親交のある盟友で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーに所属するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(32)に正式オファーを出している。
その上で、メッシと相性が悪いと言われていたグリーズマンの放出と、さらなる同国代表ストライカーの加入で〝メッシ仕様〟の新チーム編成を実現。バルセロナの新会長に就任したジョアン・ラポルタ氏(58)が当選した際に「最初の仕事」と話したように、誠意を示して契約延長を締結したいという思惑もありそうだ。
すでにメッシの代理人を務める父ホルヘさんがアルゼンチンからスペイン入りし、これから本格的な交渉が始まる予定だが、バルセロナはメッシから「残留」を引き出せるだろうか。