西武が16日の広島オープン戦で1―0の勝利。昨年のセ・リーグ新人王・森下暢仁(4回2/3で1失点=自責0)に投げ勝った松本航投手(24)の7回途中4安打無失点投球に、辻発彦監督(62)もひと安心だった。
松本は「テンポよく投げることを課題にマウンドにあがりました。ストレートは強い球が投げられましたし、カーブで三振がとれたのは良かった。ストライク先行でいけたところは良かったですが、ここぞというところでストライクが入らなかったのでしっかり投げられるように調整したいと思います。開幕まで良いテンポで投げられる状態をキープしたい」と課題と収穫を語った。
これを受けた辻監督は松本の投球に合格点を与え、今季初登板が予定通り開幕2カード目初戦の30日、日本ハム戦(札幌ドーム)になることを明らかにした上でこう語った。
「今日は松本がしっかり抑えてくれたことが一番うれしい。本人もいろいろと不安があったと思う。前回より今回がよかったので本人もホッとしているんじゃない。大胆にいくところはいかないといけないけど、テンポもよくストライク先行でいけたのはよかった」
7勝、6勝と来た3年目のドラフト1位右腕に大きな飛躍の時が訪れている。