【DDT】王者・秋山準「これがダメなんですよ」 28日の挑戦者・樋口の “反抗” をバッサリ

王者・秋山(左)と挑戦者の樋口

〝反乱分子〟を黙らせる。DDTの「旗揚げ24周年記念大会」(28日、東京・後楽園ホール)で行われるKO―D無差別級選手権の調印式が16日に都内で行われ、王者・秋山準(51)が挑戦者・樋口和貞(32)に絶対服従を厳命した。

初防衛戦に向けて秋山は「(樋口は)勢いだけかなと思ったがそれだけじゃなく、しっかり王座戦も考えているのが分かる。しっかり対処して勝ちたいと思います」と意気込みを語った。

一方の樋口は先月から同団体のヘッドコーチに就任した秋山に終始、反抗的な態度を貫く。その理由として、秋山がベルトを獲得した2月14日の川崎大会を挙げ「あの時、最後のリング上に立っていたのは(立会人として)ベルトを渡した小橋建太と勝った秋山準。それは自分の中ではDDTではない! 外様にベルトを取られたようなもの」と説明した。

これに対して王者は「これがダメなんですよ。DDTの中でしかやっていないから、こんな小さい考え方になるんですよ」と指摘した上で「お前が勝ったら、俺はもう何も言わない。でも、俺が勝ったら、俺の言うことにちゃんと『はい』って言えよ」と通達。コーチとしての業務を円滑にするためにも、王座戦では圧倒的な力で屈服させる。

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