【競泳】復活目指す萩野公介 カギ握る初日の400個メ…平井HCの策は?

萩野公介(左)と平井ヘッドコーチ

日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(57)が16日、オンライン取材に応じ、リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(26=ブリヂストン)について言及した。

東京五輪の代表選考を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)では、現時点で4種目に出場する予定の萩野。最近の泳ぎを「気持ちが乗ってきた。全部のストローク、背泳ぎもクロールも伸び伸びした泳ぎに変わってきた」と評価した一方で、初日に予定されている400メートル個人メドレーについては「どういう選択するか、もう少し時間をいただきたい」と表情を曇らせた。

400メートル個人メドレーは大会初日に行われるため「正直、泳げると思っている」としながらも「本人の自信が回復して、気持ちが乗っている中で、400を選択することで崩れないかっていう心配がある」。初日にリズムを崩し、2日目以降に悪影響を及ぼすリスクを警戒しているという。

その上で「取捨選択を間違えないように。出れば(五輪に)選ばれるような力はあると思うが、本人がどういうことをしたいかはっきりしている。それに向かえれば」と展望を語った平井ヘッドコーチ。最善の策を講じ、二人三脚で東京五輪出場を目指す。

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