“世界睡眠協会”の全面支援のもと、ユニバーサル ミュージック・グループ8つのレーベルの垣根を越え、グローバルで活躍する20名のアーティストが参加した計18曲のデジタル・シングルが、本日3月19日より配信スタートした。
世界をリードするコンポーザー、マックス・リヒターがこのプロジェクトのために制作したのは、8時間半に及ぶ力作『SLEEP』から「Dream3」の新ヴァージョン。『SLEEP』は昨年の「世界睡眠デー」のあと、ビルボード・クラシカル・アルバム・チャート首位に返り咲き、2015年のリリース以降ストリーミング7億再生超えという世界規模の現象を起こしている。
今、最も目が離せないコンポーザーの一人であるルドヴィコ・エイナウディは、アルバム『セヴン・デイズ・ウォーキング』の主題を引用し、ソロ・ピアノとA77 Revox社レコーダーで録音したテープループから「Fossils」を制作。
さらに作曲家/ピアニストのチャド・ローソンからの熱烈なオファーにより日本人フルート奏者Cocomiが楽曲「STAY」に参加。驚きのコラボレーションが実現した。
Cocomiとのコラボレーションについて、チャド・ローソンは「世界の遠く離れた国に居ようとも、僕とCocomiは同じ星と同じ一つの月を見て生きている。そんな僕らで〈STAY〉のニュー・ヴァージョンをリリースすることが、世界睡眠デーを祝う最高の形だと二人とも思ったんだ」と語っている。
また今回のリリースについて、ディコン・スタイナー(ユニバーサル ミュージック・グループ、グローバル・クラシックス&ジャズ最高経営責任者兼社長)とグラハム・パーカー(デッカ・ゴールド社長)は次のようにコメントを寄せている。
ディコン・スタイナー(ユニバーサル ミュージック・グループ、グローバル・クラシックス&ジャズ最高経営責任者兼社長):
この1年、多くの者が疲れた心と気持ちを和らげる音楽の力を何度となく感じてきました。今回、我々のアメリカのチームが立ち上げたこのグローバルなプロジェクトの下、世界中のアーティストと仲間たちの想像力が結集し、世界睡眠デーのための新たなサウンドトラックが出来上がりました
グラハム・パーカー(デッカ・ゴールド社長):
今日を代表する最も重要なコンポーザーたちによりキュレートされ、作り上げられた新曲を、皆さんと分かち合えることを誇りに思います。個性あふれるアーティストたちが手掛ける休息のための、安らぎのための、眠りのための音楽。人が夜の眠りにつくまでの時間は人それぞれです。これはそんな個人と睡眠との関係にそぐう、広い音楽性とインストゥルメンテーションと長さを持つ楽曲と言えます
なお、本日リリースされた18曲は「世界睡眠デー」のために特別にキュレーションされたプレイリストでも楽しめるほか、ドイツ・グラモフォンのオンライン・クラシック・コンサート・ホール「DG Stage」で48時間全世界ストリーミング配信され、人気アプリ「SLEEP」で1時間のリスニング体験も可能だ。
プレイリスト『World Sleep Day』
■リリース情報
2021年3月19日配信
マックス・リヒター/Dream3/ Remix
ルドヴィコ・エイナウディ/Fossils
チャド・ローソン&Cocomi/STAY
■「世界睡眠デー」
人間にとって健康的な眠りがいかに重要かを年に一度、行動喚起する日。国際的に制定され、良い睡眠を習慣づけることでもたらされる心身の健康への意識向上が目的だ。今年は世界を襲ったパンデミックによって不眠症に悩む人が急増しているとの報告もあり(その現象をBBCニュースは「コロナソムニア(コロナ禍の不眠症)」と命名)例年以上にその活動には意義がある。世界睡眠協会によれば、現在、不眠症に悩む人は世界で20億人。睡眠時、音楽を聴くことで人はより速く眠りに落ち、睡眠の質を向上させられるとの調査結果も出ている。
■ドキュメンタリー映画『SLEEPマックス・リヒターからの招待状』
2021年3月26日(金)公開