口加高卒業生に好評 手づくり「貝殻のストラップ」

口加高の在校生が卒業生に贈った貝殻のストラップ=南島原市、同校

 南島原市口之津町の県立口加高(竹嶋潤一校長)の普通科生活創造コースの2年生8人と家庭クラブの1、2年生16人(家庭科を学ぶ生徒)が卒業生への記念品として「貝殻のストラップ」を制作。「世界に一つしかない心のこもった贈り物」として喜ばれている。
 例年、家庭クラブ活動でマドレーヌを手作りして贈っていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため断念。「卒業生69人へ感謝の品を」と、貝殻のストラップづくりに挑戦した。
 同コースの八木陽萌さん(17)、藤原里沙さん(17)ら8人は2月初旬に近くの白浜海水浴場で約150個の貝殻を収集。同下旬、放課後の被服室に計24人が集まり、貝殻をドリルで削って穴を空けたり、レジン液で着色したりしながら、計4日間で完成させた。
 八木さん、藤原さんは「地元を離れてつらいときは、貝殻ストラップを見てほしい。仲間との楽しかった高校時代がよみがえるはず。新しい環境でも頑張って」とエールを送った。

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