成長著しいU―24代表三笘薫 久保、堂安と共演へ

変幻自在のドリブルでチャンスを作り出す三苫(中)

J1川崎の三笘薫(23)が19日、国際親善試合U―24アルゼンチン戦(26日=味スタ、30日=北九州)に臨む東京五輪世代のU―24日本代表に選ばれた。

筑波大から加入した昨季はルーキーながら新人最多得点となる13得点をマークし、チームのJ1優勝に大きく貢献した。今季もリーグ負けなし(5勝1分け)と好調チームを引っ張る存在になっているだけに、今回の選出は必然。満を持して2019年12月以来となる東京五輪世代の活動に戻ってきた。

この日オンラインで会見を行った横内昭展監督(53)は「昨年、大学からJリーグに入ってかなり活躍し、今シーズンもいいパフォーマンスをしている。もう一段階成長している選手の1人。大学のときから技術、アイデアは持っていても力で抑えつけられて消えてしまうことがあったが、力で来られても引きはがすタフさが出ている。それが好調につながっていると思う」と評価した。

本人はクラブを通じて「今回の2試合では強豪と戦えるので自分がどのくらいの実力かはかるよい機会になりますし、本戦に向けた生き残りをかけて結果を出さないといけないので、すごく楽しみですし、しっかり結果にこだわって戦いたいと思います」とコメントした。
同代表の主力であるMF堂安律(22=ビーレフェルト)やMF久保建英(19=ヘタフェ)と、どんな融合を見せるのか。

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