サッカー・日韓戦煽る韓国メディア「日本帝国主義の植民地支配」持ち出す

サッカー日本代表・森保一監督

サッカー日韓戦(25日、日産)の開催へ逆風が強まる韓国で、今度は過去の政治問題を持ち出す報道が出てきた。

韓国では新型コロナ禍での日本遠征に反対する世論が高まっている。日本に対して「放射能汚染」「大地震が起きる」などとメディアやファンの間からは暴言が飛び交い〝反日ムード〟が増すばかりだ。

そうした中で、かつて日本が行った朝鮮半島の植民地支配と日韓戦を結びつける報道まで飛び出した。

韓国紙「日曜新聞」は「韓日戦に接する選手たちと国民の特別な感情は、過去の日本帝国主義の植民地支配から始まった。日本に対して良くない感情が、より熱い試合の雰囲気を作り出したのだ」と指摘。韓国で日韓戦がひときわ盛り上がるのは、日本による植民地支配に理由があると指摘したのだ。世界的にはスポーツに政治は持ち込まないという原則があるが、日韓戦を歴史問題に絡めてくる報道は韓国の世論が過熱している表れと言えるだろう。

同紙では、これまでの日韓戦の成績を「大韓民国が42勝23分け14敗を記録している。歴代戦績を見ると、日本サッカーは韓国サッカーに相手にされていないようだ」と韓国側が圧倒していると指摘。韓国の優勢を伝えたうえで「富士山が崩れるだろう」と扇動的な見出しで同国の勝利を予測した。

日韓戦を巡っては両国の世論がヒートアップする中で、不穏な空気も高まっている。

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