10人以上会食控えて コロナ対策で知事 4月14日まで

 中村法道知事は19日の定例会見で、今後県外との転出入の増加や歓送迎会の時期に入るため、新型コロナウイルス対策として4月14日までは引き続き10人以上の会食を控えるよう呼び掛けた。
 知事は、21日までで緊急事態宣言が解除される首都圏では感染者数は下げ止まり、外出自粛や営業時間短縮を継続している自治体も複数あるとして「まだまだ注意が必要」と指摘。こうした地域との不要不急の往来も引き続き自粛するよう要請した。
 3月下旬~4月中旬は人事異動、就職、進学などで県外との往来も活発になる上、歓送迎会や花見などの機会も増加するとして、4月の最初の2週間まで10人以上の会食を控えるよう求めた。
 また4月に施行5年目に入る国境離島新法について知事は「法の制定にご尽力をいただいた谷川弥一衆院議員に改めてお礼を申し上げたい」と感謝。雇用機会拡充や滞在型観光の促進などに努め、約千人の雇用が創出され人口の社会減も改善するなど成果が得られたと説明した。「法施行から10年で(国境離島地域の)社会増減の均衡を目指しており、移住施策と連動させるなど全力を注ぎたい」と述べた。

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