石川雄洋「悔いより感謝」 引退会見で16年間の現役に別れ 横浜DeNA

三浦監督から花束を贈られて笑顔の石川(右)=横浜市中区の球団事務所(球団提供)

 昨季限りで横浜DeNAを自由契約となった石川雄洋内野手(34)が21日、横浜市中区の球団事務所で引退会見を開き、「16年間、精いっぱいやってきた。悔しいイメージよりは感謝の気持ちが大きい」と振り返った。

 年明け以降は地元静岡や県内などの施設で体を動かしてきた。「年齢も年齢だし難しいと思ったが、挑戦すると決めたからには最後までやりたい」と現役続行を目指してきたが、シーズン開幕を前に決断した。

 球団は引退セレモニーに関して「より多くの観客の前で行いたい」と、コロナ禍での入場制限が解除された時期に検討しているという。

 静岡県出身の石川は横浜高で春夏2度の甲子園に出場。2004年のドラフト6巡目で当時の横浜ベイスターズに入団 した。5年目に134試合に出場、12~14年には横浜DeNAの初代主将を務め、チームをけん引。19年8月に千安打を達成した。

 プロ通算16年間で1169試合、打率2割5分6厘、1003安打、23本塁打、224打点、118盗塁。

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