【日韓戦】韓国代表がコロナ&世論対策の「超厳戒態勢」で出国

日韓戦が行われる日産スタジアム

韓国代表がサッカー日韓戦(25日、日産ス)に向けて〝超厳戒態勢〟で出国した。

韓国代表は22日午前に仁川空港から日本へ向けて出発したが、新型コロナウイルスの感染対策のため徹底的な予防策を講じた。

韓国メディア「OSEN」は「(パウロ・)ベント監督をはじめとするコーチングスタッフと選手たちは、マスクはもちろん顔面プロテクターと手袋まで着用して防疫のために〝重武装〟をした」とその様子を報じた。

韓国では昨年11月の欧州遠征時に新型コロナ感染者が続出して〝クラスター〟が発生。そんな苦い経験から、今回は感染対策を厳重に施しているようだ。

また同メディアは「日本サッカー協会は『防疫上の注意を遵守する』と試合の開催成功を確信している。それでも試合開始前から紆余曲折が多い。多くのサッカーファンが新型コロナ禍の中、海外で行う遠征試合に反対している。選手たちがコロナ感染の危険にさらされているうえ、東京五輪を控えた日本のスポーツ政治論理に韓国がもてあそばれると主張している」と指摘。新型コロナの感染リスクに加えて、東京五輪の開催に絡んで日本側が政府を巻き込んで韓国を利用しようとしていると主張して、世論で日韓戦の開催に反対ムードが高まっているとした。

不穏なムードの中、いよいよ日韓戦に向けた両チームの活動はスタートする。

© 株式会社東京スポーツ新聞社