【東京五輪】小谷実可子SD「非常に大きな一歩」性的ハラスメント目的の撮影禁止に

理事会後、記者会見する小谷実可子SD(代表撮影)

東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、都内で理事会を開催。五輪の観戦者がアスリートの性的ハラスメント目的と疑われる写真や映像を記録、送信、作成することを禁止すると明かした。

かねて試合会場で「スポーツ観戦と異なる目的」で撮影されたアスリートの写真や動画がSNS上等で拡散されており、多くのアスリートが被害を訴えていた。

1988年ソウル五輪アーティスティックスイミング銅メダルの小谷実可子スポーツディレクター(54)も「元アスリートの立場としては、私も選手時代は水着で演技をしていたので、ハラスメント撮影に対して不安を持って競技をしていた」といい「このような形で禁止行為が明記されたことは非常に大きな一歩だと思う。ただ、禁止行為に入れただけでなく、しっかりと禁止行為であるということを並行して発信していかないといけない」と語気を強めた。

他にも表彰式のメダルプレゼンターの男女バランスを配慮する方針を示すなど、小谷スポーツディレクターをトップとする「ジェンダー平等推進チーム」の取り組みが紹介された。

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