全国青年農業者会議2020の地域活動部門で、大村市青年農業者会(山口隆太郎会長)が実施する「守れ!故郷の誇り ~おおむらゆでピープロジェクト~」が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。19日、県庁で授与式があり、綾香直芳県農林部長が会員に表彰状と記念品を手渡した。
プロジェクトの発表会は4日にオンラインで開催され、同農業者会員の中村堅斗さん(27)は、落花生を塩ゆでした大村市の名物「ゆでピー」のプロジェクトを紹介。それによると、市内で販売する「ゆでピー」の原料である落花生の生産量が年々減少していることから、生産量増加を目的にプロジェクトを始動。(1)栽培法の見直し(2)規格外品を活用したパンやアイスの開発(3)イベントでのPR(4)福祉事業所と連携した雇用-などにより収益性と生産性の向上を図ったという。
綾香部長は「若者らしい発想と行動力で、大村市や本県の農業の発展や振興に貢献してもらいたい」と受賞をたたえた。中村さんは「ゆでピーは大村市民のソウルフード。生産量の確保とともにPRにも力を入れたい」と話した。
「ゆでピープロジェクト」農林水産大臣賞受賞 大村市青年農業者会
- Published
- 2021/03/23 13:30 (JST)
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