巨人の“打てる捕手”大城 チーム1号の勝ち越し3ラン「2ケタ打てるように頑張ります」

3回に豪快な3ランを放った巨人・大城

巨人の大城卓三捕手(28)がエース菅野を救った。同点の3回に今季チーム1号となる勝ち越し3ランを放った。

7度目の開幕投手として登板した菅野が同点に追いつかれた直後の3回、大城は一死一、二塁のチャンスで打席に。DeNA先発・浜口の3ボールから4球目の低め140キロ直球を強振すると、火の出るような打球はライナーで右翼スタンドに突き刺さった。

「7番・捕手」でプロ4年目で初の開幕スタメンとなった大城は3点リードの初回、無死満塁で空振り三振。追加点を奪えず、勢いを止めてしまった。バッテリーを組む菅野は2回に2点を失い、3回に追いつかれた。

その嫌なムードを一発で振り払った。昨季は正捕手としてチームをリーグ2連覇に導き、ベストナインにも選ばれた。打撃面でも93試合で2割7分、9本塁打、41打点と活躍したが、大城本人は満足せず。「やっぱり2ケタ打てるように頑張ります」と10本塁打以上を目標に臨んでいた背番号24が、いきなり結果を出した。

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