高校選抜ラグビー 長崎北陽台 大阪桐蔭に惜敗 7-19

【2回戦、大阪桐蔭―長崎北陽台】後半12分、長崎北陽台のSO大町がトライを決める=埼玉県熊谷市、熊谷ラグビー場

 ラグビーの長崎北陽台は、2回戦で大型FWを擁する大阪桐蔭に7-19で惜敗。風下の前半にミスでリズムに乗れず、0-19と先行されたのが後に響いた。後半はノートライに抑えただけに、品川監督は「やれないことはなかった。何本ミスでチャンスをつぶしたか…」と悔やんだ。
 「体を当てて引かずにやる」「アタックの時間を増やす」。品川監督が挙げた試合のポイントで見ると、体格差はあっても、コンタクトで負ける場面はそう多くなかったが、前半10分以降は防戦一方となった。それでも、懸命に体を張り続けた結果、後半は相手陣でプレーする時間が長くなり、12分に速いテンポでつないで最後はSO大町がトライ(ゴール)。FWリーダーの勝矢は「通用しないわけじゃない。収穫は多かった」と手応えも口にした。
 コロナ禍で対外試合ができなかったため、全国レベルのチームとの対戦は貴重な経験となった。勝矢は「体づくりや個々の意識を見直して全員で上を目指す」とさらなる成長を誓った。

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