【横浜DeNA】牧初安打 池谷は9球で三者凡退 チーム大敗の中に光 3月27日・巨人戦

【巨人-横浜DeNA】横浜DeNA・池谷(写真左)と牧=東京ドーム

◆横浜DeNA5-10巨人

 ふらふらと上がった打球が一塁後 方にポトリと落ちる。敵地が沸き、電光掲示 板に「H」のランプがともった。9打席目でプロ 初安打を放ったドラフト2位の牧は「手応えはほ とんどなかった。でもどんな形であれ、打ててほっとした」。

 開幕戦は4打数無安打。この日も2度の好機で空振り三振に倒れたが、ストライクゾーンの球を積極的に狙う姿勢は貫いている。3番に起用している三浦監督を「一本出たことで気持ちも変わる。明日に期待したい」と喜ばせ、本人も「どんどん振っていく気持ちは変えず、試合に臨みたい」と頼もしい。

 同5位の池谷も堂々のプロデビューを飾った。八回、マウンドに上がると、強気に直曲球を投げ分けてわずか9球で三者凡退。「自分らしく思い切って投げられて良いスタートが切れた。チームのために力を出したい」。期待の新人2選手が大敗のチームに明かりをともした。

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