【DDT】秋山準が王座初防衛!男色ディーノと4・11後楽園ケッ戦

王者・秋山を挑発する男色ディーノ

28日のDDT・後楽園ホール大会で行われたKO―D無差別級選手権は、王者・秋山準(51)が樋口和貞(32)を下して初防衛に成功。試合後には宣言通り次期挑戦者に男色ディーノ(43)を指名した。

柔道、相撲をバックボーンとし、宣言通り裸足で気合の入る樋口に対し、場外でその足を踏みつけるなど非情な攻撃を仕掛けていく。

樋口得意のブレーンクロー封じで右手に狙いを定めると、踏みつけ、指をつかんでのワキ固め、腕ひしぎ逆十字固めと攻め込む。

ドクターボムからのブレーンクローで押さえ込まれるピンチもあったが、最後はリストクラッチ式エクスプロイダーから延髄へのランニングニーで粘る挑戦者を沈めた。

自身のDDT入団以来、反抗的な態度を取り続けていた樋口に対しては「勝って『はい』と言わせる」と宣言していた。マイクを握ると「お前が俺の腰にベルトを巻け。返事は!」と命令。場内の「樋口やめろ!」の声にも「うるせえコノヤロー!当たり前だろ、負けたんだコイツは!」と一喝する。逡巡しつつ「…はい!」と返事をしベルトを巻くも、悔しげに退場する樋口を、にらみつけながら見送った。

その後、次の防衛戦の相手として挙げていた男色ディーノ(43)をリングに呼び込むと、ベルトのあたりを凝視するディーノに「どっちを見てんだ? 俺はアナル何とかとか、かからないけど大丈夫?」と挑発する。

これにディーノが「準ちゃん! そのベルトを持って私を呼び込むのは良くない。思い入れがありすぎて、押さえてきた気持ちが爆発してしまう。いいでしょう、あとは私が勝つだけ」と答え、4月11日後楽園大会でのタイトル戦が電撃的に決定した。

秋山の腰に巻かれたベルトをポンポンと2回たたいた後、股間をチョンと触り退場するディーノ。秋山は「おーい! オイ!」と突っ込みを入れると、場内からは大拍手が沸き起こった。

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