最強ローテーショントップ10 1位はドジャース? パドレス?

日本時間3月29日、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは全30球団の先発ローテーションからトップ10を選出する特集記事を公開した。昨季は60試合制という異例の短縮シーズンでの開催となったが、今季は2年ぶりに162試合制のフルシーズンが行われる。昨季から大幅に試合数が増加するため、先発投手5人で1年を通してローテーションを回すのは不可能とみられており、今回のランキングも層の厚さを考慮したものとなっている。

1位に選ばれたのはドジャース。昨季リーグ1位の先発防御率3.29を記録した強力ローテーションに最優秀防御率(1.73)のタイトルを獲得したトレバー・バウアーが加わり、戦力はさらに強化された。昨季の出場を辞退したデービッド・プライスも戻ってくるため、クレイトン・カーショウ、バウアー、ウォーカー・ビューラー、フリオ・ウリアス、プライス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンと有力な先発投手を7人も抱える贅沢な陣容となっている。

2位はパドレス。昨季途中に補強したマイク・クレビンジャーがトミー・ジョン手術で全休するものの、今オフはダルビッシュ有、ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブと他球団のエースを次々に獲得し、戦力アップに成功した。昨季ブレイクしたディネルソン・ラメットもおり、昨季の開幕投手であるクリス・パダックが5番手という強力ローテーションが完成。エイドリアン・モレホン、マッケンジー・ゴア、ライアン・ウェザースといった若手有望株も控えている。

3位はヤンキース。絶対的エースのゲリット・コール以外の顔ぶれには不安が残るものの、新戦力のコリー・クルーバーとジェイムソン・タイオンは故障さえなければエース級の実力を持つ。唯一の左腕であるジョーダン・モンゴメリーが4番手に入り、5番手はDV問題による出場停止から戻ってくるドミンゴ・ヘルマン。有望株のデイビー・ガルシアが6番手として控えるほか、元エースのルイス・セベリーノも今季中にトミー・ジョン手術から復帰する予定となっている。

4位はマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、パトリック・コービンの3本柱にジョン・レスターが加わったナショナルズ、5位は絶対的エースのジェイコブ・デグロムを擁し、マーカス・ストローマンの残留、カルロス・カラスコとタイワン・ウォーカーの獲得で戦力アップしたメッツ。6~10位にはブレーブス、ホワイトソックス、インディアンス、アスレチックス、レッズがランクインしている。

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