神奈川の聖火リレー ラグビー稲垣選手が辞退 「スケジュールの都合」

聖火ランナーに選ばれていたラグビーの稲垣啓太選手

 東京五輪の聖火リレーで神奈川県内を走る予定だったラグビーの稲垣啓太選手(30)=パナソニック=が辞退したことが30日、県への取材で分かった。26日に所属事務所を通じて連絡があり、理由は「本人のスケジュールの都合」としている。

 稲垣選手は2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップで日本代表として活躍。関東学院大出身で県内ゆかりの選手として、県内の聖火リレー3日目に横浜市内を走る予定だった。

 県担当者は「勇気と元気を与えてくれる選手で期待していたが(辞退は)とても残念」と話している。

 県内の聖火リレーでは他に、12年ロンドンパラリンピック女子100メートル背泳ぎ(視覚障害)金メダリストの秋山里奈さん(33)=伊勢原市出身=が辞退している。

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