【DDT】王者・秋山準がディーノ粉砕を宣言「ここはリアルでいくしかない」

秋山(左)はディーノとにらみ合った

異色対決の行方は…。4月11日のDDT東京・後楽園ホール大会で争われるKO―D無差別級選手権の調印式が30日、東京・千代田区の神田明神で行われ、王者・秋山準(51)が挑戦者の男色ディーノ(43)に怒りの炎を燃え上がらせた。

秋山から指名を受ける形での挑戦が決まったディーノは「秋山準に私が挑戦する。これ以外の情報はない」と気合十分の表情。決定時には試合が「サイバーファイトフェスティバル2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)ではないことに不満を漏らしていたが「以前、ビッグマッチ(2018年10月の両国国技館大会)で生まれたままの姿で戦ってやらかしている。あのとき怒ってくれた大人の一人が準ちゃん。それで私はやってこれているから、ちゃんと正面から挑戦しようかなと今は思っている」と殊勝に語った。

迎え撃つ秋山は「DDTをここまで支えてきた一人であることは間違いない」と、ディーノを呼び込んだ28日後楽園大会のリング上での発言通り、リスペクトの気持ちがあることを改めて明言。

だが「リスペクトしていると言った後に、(俺に向かって)中指を2本立てた。あれは許さない。SNSを見ても『ディーノ、ベルトを取ってくれ』と幻想を抱いているファンがいるが、ここはリアルでいくしかない」と怒りを込めてDDTの「本流」であるディーノ粉砕を宣言。プロレスの「本道」を掲げる秋山が鬼と化してしまうのか。

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