エンゼルス・大谷がオープン戦最終戦で2打数1安打 打率は驚異の5割4分8厘

3回に一塁で惜しくもアウトとなった大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は30日(日本時間31日)に敵地ドジャー・スタジアムでのドジャースとのオープン戦に「2番・DH」で出場し、初回に中前打を放ち、2打数1安打だった。6回に代打を送られた。打者として出場した全11試合で安打をマークと絶好調でオープン戦を終えた。

大谷のバットがいきなり快音を発した。初回一死無走者の第1打席、相手先発は剛球右腕のメイだ。昨季のフォーシームとシンカーの平均球速98・1マイル(約157・9キロ)は40イニング以上投げた投手ではメジャー2位の速さだった。フルカウントから7球目、98・6マイル(約158・6キロ)の外角低めの高速シンカーを強打すると、打球は中前に抜けた。

オープン戦4度目の登板となった前日のドジャース戦では右手中指のマメがむけた影響で制球が安定せず2回1/3で3本塁打を含む4安打7失点で降板。登板した翌日に打者として出場するのは今季初だが、不安を吹き飛ばすようにしっかり結果を出した。

3回二死無走者はカウント1―2からの4球目、外角低めの98・3マイル(約158・2キロ)のフォーシームを引っ張り二塁手の前に弱いゴロ。一塁に駆け込んだが間一髪及ばずアウトだった。6回先頭で打席が回ってきたところで代打を送られた。

オープン戦では13試合で打席に立ち、31打数17安打、打率5割4分8厘、5本塁打、8打点。盗塁も2つマークした。打者としては最高の形で開幕を迎える。4月1日(同2日)にエンゼル・スタジアムで行われるホワイトソックスとの開幕戦で大暴れが期待できそうだ。

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