大谷の今季成績は打率3割1厘&31本塁打! 米名物記者が大予想

オープン戦で打つまくった大谷(ロイター=USA TODAY)

米スポーツ専門局ESPN(電子版)は31日(日本時間4月1日)にメジャーの2021年シーズン開幕を前に、ジェフ・パッサン記者が20の質問に答える特集記事を掲載した。

注目の一つとして挙がったのが、エンゼルスの大谷翔平投手(26)に関してだ。オープン戦で打者としては出場した13試合中12試合で安打を放ち、投げてはメジャー移籍後最速の101・9マイル(約164キロ)を記録し、投打の二刀流完全復活へ着実に前進している。

「誰もが大谷翔平にとても興奮しているようです。彼の2021年の最終的な成績はどのようなものになりそうですか?」という質問に対し、パッサン記者は「それはとんでもなくいい質問」と切り出し、今季の成績を予想した。

「打者としては打率3割1厘、31本塁打、104打点、91得点、14盗塁。投手としては20試合で80イニングを投げ、被安打71、与四球25、奪三振90、防御率3・75」

打撃について高い評価を下した背景にあるのは、打率5割4分8厘、5本塁打をマークしたオープン戦の成績だけでなく、突出した「エリートな打球速度が裏付けている」と指摘している。

一方で、投手としては右手中指のマメがめくれたことは不安材料だが、パッサン記者は異なる懸念を抱いている。「水ぶくれを抱えているが、それは必ずしも長期的に心配すべきことではない。心配なのは彼の投球回数の少なさ。2018年にトミー・ジョン手術を受けて以来、(公式戦で)たった1回2/3しか投げていない」

エンゼルスは1日(同2日)からホワイトソックスと本拠地エンゼル・スタジアムで開幕カード4連戦が組まれている。大谷は1~3戦目はDHで出場する見込みで、4戦目の4日(同5日)にメジャー移籍後初の中5日で先発することが発表されている。くしくも4日は同局の「サンデー・ナイト・ベースボール」の今季第1弾として全米中継される。DH制を解除するリアル二刀流での出場なら、話題は大谷一色になるだろう。マドン監督の采配にも注目だ。

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