長崎県新人職員に辞令交付 中村知事「失敗恐れず挑戦を」

中村知事(左)から辞令を受け取る新規採用職員=県議会議場

 長崎県の新規採用職員の辞令交付式が1日、県議会議場であり、117人が県庁マンの第一歩を踏みだした。昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため式を中止しており、2年ぶりの開催となった。
 今年は感染対策として、議員席に加え傍聴席も利用し新人職員間の間隔を確保。部長級職員は参加せず中村法道知事と両副知事が出席した。
 新人職員の名前が一人ずつ呼ばれた後、知事が代表者に辞令を交付。知事は「時代、まち、産業が変わろうとしており、これらをチャンスととらえ県政を活性化させなければならない。失敗を恐れず、さまざまな課題に挑戦してほしい」とエールを送った。
 新人職員を代表して宣誓した釜崎日菜さん(22)は式後、「建築職なのでまちづくりを通して県を支えたい」と抱負を述べた。
 また、知事は部長級職員を前に訓話し、本年度スタートする新たな県総合計画の実現に向け、挑戦する姿勢や県民目線で、これまで以上のスピード感で業務に当たるよう要請。重要課題である人口減少に歯止めがかかっていないとし、「何が欠けているのかという視点を忘れず、積極果敢に政策を組み立て推進を」などと呼び掛けた。


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