高額電子マネー購入に不審 コンビニ店員2人、特殊詐欺防ぐ 雲仙署が感謝状

感謝状を受け取った佐藤副店長(左)と永野さん=雲仙署

 雲仙署は3月30日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、雲仙市吾妻町のセブン-イレブン雲仙吾妻店の佐藤美枝子副店長(50)と、従業員の永野千尋さん(53)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、3月5日午後2時半ごろ、30代の女性が30万円分の電子マネーを購入しようと来店。レジで応対した永野さんが購入理由を尋ねると、女性は「メールで未納料金の請求があった」と答えたという。
 永野さんは不審に思い佐藤副店長に報告。佐藤副店長はメールに記載されていたというサイトをネットで検索し、詐欺の可能性が高いと女性に説明。永野さんが同署に通報した。
 同署で黒崎誠署長から感謝状を受け取った佐藤副店長は「お客さまに被害がなく本当に良かった」、永野さんは「高額な電子マネー購入だったので詐欺を疑った。これからも接客時の声掛けを続けたい」と話した。

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