「三角おむすび」発祥地・川崎宿でおむすびコンテスト 優勝レシピは高1・仲里さん「サッパリおむすび」

優勝に輝いた仲里菜々美さんの「サッパリおむすび」(川崎市提供)

 東海道川崎宿(現在の川崎市川崎区)が三角おむすび発祥の地との言い伝えにちなんだ三角おむすびレシピコンテストの決選投票が4日、「東海道川崎宿2023まつり」会場で行われた。川崎市立川崎高校生活科学科1年の仲里菜々美さんの「サッパリおむすび」が109票を獲得して優勝した。

 仲里さんは「とてもうれしい。こってりしたおむすびが好きではないので、サラダチキンを入れ、大葉やごまで味のバランスを整えた」と語った。梅干しやたくあん漬けなど紀州、江戸、徳川家ゆかりの食材を使った川崎市幸区の会社役員沼田実さん(58)の「~紀州と江戸を繋ぐ~〝川崎おもてなし結び〟」(67票)に差をつけた。

 コンテストは江戸時代、川崎宿に泊まった徳川吉宗一行に葵(あおい)の御紋に見立てた三角おむすびを提供した言い伝えから、まつり実行委が毎年開催。応募総数110作から、両作品が決選投票に進んだ。

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