コロナ禍での出産に感謝 神奈川・寒川町がおもちゃ、衣類など贈呈

寒川町役場

 コロナ禍での出産に敬意と感謝-。寒川町は、昨年4月28日~今年3月31日に出生した新生児の保護者を対象に「出産お祝いパッケージ」を贈呈する。

 パッケージには、おもちゃや衣類、食器など子育てに必要なグッズや、家事代行やヨガスタジオ利用券など親がリフレッシュするためのサービスが選べる育児用品カタログと、新型コロナウイルス感染防止のためのマスク7枚と抗菌マスクケース、町長からのお祝いメッセージを入れた。対象は320人を見込む。

 新型コロナの感染拡大を受け、政府は国民1人当たり10万円の特別定額給付金を配布。しかし、昨年4月27日までに住民基本台帳に記録されている町民が対象だったため、町は子育て支援の一環として、2020年度内の同28日以降の新生児に対し出産お祝いパッケージを贈ることにした。

 町は人口が増加している状況を捉え、ブランドイメージとして「『高座』のこころ」を掲げ、ファミリー世帯の移住、定住に注力している。21年度以降についても今回の事業の継続を検討する。町子育て支援課は「平時でも大変な妊娠期間を経て無事出産されたことへの敬意、感謝の気持ちを込める」としている。

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