レンジャーズの開幕投手はギブソン 開幕投手決定は11球団目

日本時間3月17日、レンジャーズのクリス・ウッドワード監督はカイル・ギブソンが今季の開幕投手を務めることを発表した。ギブソンはメジャー9年目で初の大役となる。「開幕戦で先発したことがない選手を開幕投手に指名するのは素晴らしいことだ。私は3年連続でそのような特別な経験をさせてもらっている。光栄だよ」とウッドワード。レンジャーズでは2019年にマイク・マイナー(現ロイヤルズ)、2020年にランス・リン(現ホワイトソックス)が開幕投手を務めている。

現在33歳のギブソンは3年2800万ドルで加入したレンジャーズ1年目の昨季、12試合に先発して2勝6敗、防御率5.35と大きく期待を裏切った。しかし、再建中のレンジャーズにおいて2ケタ勝利5度の実績はダントツであり、指揮官は迷わずギブソンを開幕投手に指名。ギブソンはスプリング・トレーニングでカッターの習得に取り組むなど、昨季の汚名を返上すべく燃えている。

先発2番手以降の顔ぶれはまだ明らかになっていないが、ギブソン、有原航平、ジョーダン・ライルズ、マイク・フォルティネビッチ、デーン・ダニングの5人が開幕ローテーションを形成することが有力視されている。有原はオープン戦初登板こそ2回5安打3失点と不本意なピッチングに終わったものの、2戦目は3回2安打1失点(自責点0)、3戦目は4回2安打無失点と徐々にコンディションを上げており、先発2番手として開幕を迎える可能性もありそうだ。

なお、今季の開幕投手を発表したのはレンジャーズが11球団目。ヤンキース(ゲリット・コール)、ホワイトソックス(ルーカス・ジオリト)、インディアンス(シェーン・ビーバー)、ツインズ(前田健太)、アストロズ(ザック・グレインキー)、エンゼルス(ディラン・バンディ)、マリナーズ(マルコ・ゴンザレス)、メッツ(ジェイコブ・デグロム)、カージナルス(ジャック・フラハティ)、ドジャース(クレイトン・カーショウ)の10球団ですでに今季の開幕投手が決定している。

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