【横浜FC】下平監督を解任 今季リーグ戦未勝利、「強く責任感じている」 後任はOB早川氏

成績不振で解任されることになった横浜FCの下平監督=3月6日、ニッパツ

 J1横浜FCは8日、成績不振による下平隆宏監督(49)の解任と、OBでユース監督の早川知伸氏(43)の監督就任を発表した。J1での監督交代は今季初。

 チームは7日の広島戦に0―3で敗れ、1分け7敗の最下位と低迷。リーグ最多22失点の守備立て直しが急務となっていた。今季は下位4チームがJ2に自動降格するため、クラブは早期の監督交代を決断した。

 下平監督は、J2時代の2019年5月のシーズン途中にヘッドコーチから昇格。18戦負けなしのクラブ新記録をマークするなど快進撃を続け、2位で13年ぶりのJ1昇格に導いた。新型コロナウイルスの影響で降格がなかった昨季は15位と健闘。今季は10位以内の目標を掲げていた。

 下平監督はクラブを通じて「思うような結果を出せなかったことに強く責任を感じている。ただ、チーム一丸となり戦えたことは本当に誇りに思う」とコメント。11日の鳥栖戦から指揮を執る早川氏は「横浜FCは自分自身にとって最高のクラブ。強い決意と覚悟を持って戦うことを誓う」との談話を発表した。

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