横浜市立中でハマ弁「給食化」がスタート 出だしは好調、4月の注文率20%超え

8日から始まったデリバリー型の給食を受け取る生徒ら=横浜市立上飯田中学校

 横浜市立中学校で8日、デリバリー型「給食」の提供が始まった。希望者向け配達弁当「ハマ弁」を学校給食法上の給食に位置付け、家庭弁当との選択制でスタートした。中学校給食の導入は全国20政令市中、横浜市が最後。4月(8~30日)の注文率は8日時点で20.2%となっており、10%ほどだった「ハマ弁」の喫食率から倍増し、目標の20%を超えた。

 給食は同日以降、市立中学校全146校で順次開始される。初日の献立には、入学・進級を祝って赤米ご飯、エビフライ、煮物、かき玉汁などが並んだ。

 新入生に喫食を推奨する「さくらプログラム」実施校の市立上飯田中学校(同市泉区)では、初日に全校生徒283人の約半数の144人が給食を注文。これまでハマ弁を食べてきたという3年生の女子生徒は、「名前が『給食』になると、小学校の頃のようで親近感が湧く。前より頼みやすくなった」と話していた。

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