ジャパネット売上過去最高 2405億円、8年連続増収 巣ごもり需要高まり要因

 通販大手ジャパネットホールディングス(佐世保市)の高田旭人社長は8日、長崎新聞社の取材に応じ、2020年12月期連結決算の売上高が前期比約16%増の2405億円で過去最高だったことを明らかにした。
 増収は8年連続。高田社長によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要の高まりなどが要因。炊飯器や電子レンジ、掃除機、エアコンなどの売り上げが伸びた。
 18年にスタートしたウオーターサーバー事業も好調で、現在約9万9千人が利用。昨年10月には全国各地の厳選食材を毎月届ける「グルメ定期便」を開始し、契約者数は約8万5千人と順調に増加している。
 一方、売上高100億円突破を見込んでいたクルーズ船事業はコロナ禍で全ての運航が中止。子会社のサッカーJ2、V・ファーレン長崎の観戦チケットやグッズ収入も減少した。
 21年12月期連結決算の目標は売上高2500億円。今年1月には自社クレジットカード会員を対象にした電気小売り事業を始めた。高田社長は「水やカード、電気など、お客さまと継続的に接点を持つサービスを磨いていきたい」と述べた。


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