移籍金195億円のハーランド獲得にバルセロナが選手9人を売却

FWハーランド(ロイター)

ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)獲得に乗り出しているスペイン1部バルセロナは資金調達のため、選手9人を売却すると、スペインメディア「FICHAJES・NET」が報じた。

2日にハーランドの代理人ミノ・ライオラ氏らと会談したジョアン・ラポルタ会長(58)だが、バルセロナは総額12億ユーロ超(約1560億円)の負債を抱えており、推定1億5000万ユーロ(約195億円)とされる移籍金の調達が難しい状況にある。

同メディアによると、ラポルタ会長は所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)とスペイン代表FWアンス・ファティ(18)との夢の攻撃を編成できるよう、あくまでハーランドとの契約を完了させたいという。そこで「資金を稼ぐために9人のプレーヤーを売り、世界最高のプレーヤーに注ぎ込む」と報じている。

同メディアは、MFセルジ・ロベルト(29)をはじめ、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(28)、フランス代表FWウスマヌ・デンベレ(23)、MFカルレス・アレニャ(23)ら9人がリストアップされいるとし「チームの採石場(Bチームや育成部門)には代替選手がたくさんいる」と伝えた。

前出の選手4人をはじめ、9人の選手を移籍させられれば、ハーランド獲得に十分な資金を得られるが、いまだ新型コロナウイルス禍が深刻な中、うまく売却できるのだろうか。

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