「難民について考えて」長崎大学生団体 迫害伝えるドキュメンタリー映画25日、オンラインで上映会

チラシを手に難民映画上映会をPRする三田さん(左)と神志那つむぎさん=長崎市、長崎大文教キャンパス

 ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民を描いた映画の上映と専門家によるトークセッションなどで構成したイベント「WILL2LIVE難民映画上映会」が25日、オンラインで開かれる。企画した長崎大の学生団体STARsの三田万理子代表=多文化社会学部4年=は「若い世代が難民について考えるきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛ける。
 同学部主催、国連UNHCR協会後援。STARsは昨年12月、同学部の学生で結成。難民や技能実習生などの国際社会問題について学び、会員制交流サイト(SNS)などを通じて情報を発信している。
 作品は「I AM ROHINGYA(アイ・アム・ロヒンギャ)」。ミャンマーから逃れ、自身が受けてきた拷問や焼き打ちなどの迫害を演劇で伝える若者の姿を描いたドキュメンタリー。三田さんは「難民とは何かという部分が丁寧に作られている」と話す。
 上映は25日午後1時、上智大の根本敬教授(東南アジア近現代史)のトークセッションは同2時45分から。申し込みは18日までQRコードから受け付ける。先着100人。無料。問い合わせはSTARsのメール(nurefugee@gmail.com)へ。

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