箱根・湯本富士屋ホテルがプラン刷新 30泊30万円の長期プランも

ワーケーションや長期滞在で利用できる個室の貸切風呂(湯本富士屋ホテル提供)

 観光地でテレワークを行う「ワーケーション」の広がりを受け、湯本富士屋ホテル(神奈川県箱根町湯本)は、ワーケーションに対応したプランをリニューアルした。新たな利用スタイルとして、長期滞在プランも販売する。7月16日宿泊分まで。

 同ホテルは昨年9月から今年1月まで、ワーケーションプランを展開。利用客の要望を受けて内容を一部見直した。

 今月から販売を始めたプランでは、利用客は個室の貸し切り風呂を1日45分利用でき、ラウンジでコーヒーや紅茶が提供されるなどの特典が付く。利用人数は1~4人で、料金は客室タイプによって異なり、川側ツインルームの場合1泊室料1万5千円から。

 新たな住居スタイルの提案として、7泊や30泊の長期滞在プラン「リゾートホテル型サービスアパートメント」も初めて販売する。7泊10万円や30泊30万円から利用でき、通常宿泊に比べ1泊当たりの料金が大幅に安くなる。貸し切り風呂やレストランの割引、朝食付きなどの特典も受けられる。

 ビジネス目的だけでなく、湯治や別荘としての利用など幅広い客層を開拓する狙いがある。担当者は「箱根での休暇を楽しみながら過ごしてほしい」と話している。

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