【競泳】リレー2種目で五輪代表の池江璃花子 西崎コーチが大会前から感じていた「手応え」

競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会最終日(10日、東京アクアティクスセンター)、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が、女子50メートル自由形決勝を24秒84で優勝。今大会、100メートルバタフライ、同自由形、50メートルバタフライに続く「4冠」を達成した。

池江は今大会、リレー2種目で東京五輪出場権を手にしたが、あくまで目標にするのは2024年パリ五輪。それは西崎勇コーチも共通認識で「(東京)五輪は特別な大会ではありますのでしっかり準備はしていきますが、やはり24年を見据えての通過点というところで準備をしていくということ」と話す。

一方で西崎コーチは池江が大会前から〝五輪レベル〟に近づいていることを感じていたという。「確信まではいかないですが、練習のタイムは(大会前)最後の3週間とかで上がってきてましたので、これは面白いのかなという手応えはありました」

それでも、池江の代表入りよりも〝全種目V〟に目を向け「彼女が目標としていた王座奪還というところが達成できましたので、担当コーチとしてもうれしかった。その一言です」と西崎コーチ。復帰ロードは着実に前進している。

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