虎の助っ人右腕・ジョー・ガンケル覚醒の予感  トップタイ3勝で矢野監督も信頼 

抜群の安定感を誇る阪神・ジョー・ガンケル

2年目の助っ人右腕、ジョー・ガンケル投手(30)が覚醒の雰囲気を漂わせている。

11日のDeNA戦に今季3度目の先発。過去2度の登板でわずか1失点の安定感はこの日も健在。打者の手元で動く140キロ台中盤の直球と変化球が冴え、DeNA打線を7回途中まで、4回に浴びた牧のソロ被弾による1失点に抑え、早くも今季3勝目をマーク。「今日はいつもほど良くはなかったけど、真っすぐとシンカーは思ったところにコントロールできた。梅野捕手に助けられている部分が大きいよ。いつも試合前に『こういう組み立てで行こう』と意見が一致して、投げられているよ」と胸を張った。

これで広島・九里と並び、ハーラーダービートップタイの3勝、防御率0・96と抜群の安定感。打席では2回、4回と犠打もきっちりと決め、攻撃陣の1人としても堅実に仕事をこなした。

矢野監督も「リズムよく投げて、ゴロを丁寧に打たせたなかで、投げてくれた。これで3勝目?去年1年いた経験が生きているね」。首位快走の原動力となっている助っ人右腕への指揮官の信頼も日に日に高まっている。

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