【新型コロナ】神奈川の感染者、変異株の割合が30%に 4月に入り急増

会見する黒岩知事=13日午後、県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、黒岩祐治知事は13日の定例会見で、神奈川県内の感染者のうち変異株感染者の割合が今月に入って急増していると明らかにした。
 
 県によると、今月1~11日の全体の感染者(1478件)の22.9%に当たる338件に対し、スクリーニング検査を実施。検査の結果、102件(約30.2%)が変異株と判明した。変異株感染者の割合は2月は5.6%、3月は9.8%だった。

 知事は「4月に入って急増している」と指摘。「県民の皆さんには引き続き、感染防止策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。

 この日、県は県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、20~80代の男女22人が変異株に感染していたことを発表。1日当たりの発表人数は12日と並び過去最多だった。いずれも海外滞在歴はなく、重症者も確認されていない。株の種類は検査中。県内の変異株感染者は累計158人となった。

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