観桜会15日最終日 桜散り果て人影まばら 上越市高田城址公園

 上越市の高田城址公園で開かれていた観桜会は、15日が最終日。14日の開花状況は「散り果て」、気温も前日から10度以上低かったこともあり、人影はまばらで解体を始めている露店も見られた。

14日午前10時ごろの高田城三重櫓付近。ほとんどの桜が散り、若葉が目立った

 14日午前10時ごろの会場は、ソメイヨシノ以外の品種やごく一部の木を除き、ほとんどの桜が散っていた。近所から散歩に訪れた60代女性は「あっという間に散ってしまった感じ。年々散る日が早まっている気がする」と話した。

 会場内の露店はほとんどが営業せず、解体作業を進める店もあちらこちらで見られた。市内飲食店の60代男性は「初日から3日までは人も多かったけれど、それ以降は減る一方だった」とし、「年々、開花時期と散るまでの日数が早まっている。満開前に来る人も多いので、(観桜会の)会期はしっかり考えた方が良いのでは」と話していた。

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