メッシの酷使をスペインメディアが懸念「彼を壊してしまうだろう」

酷使が心配されるメッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の酷使が懸念されている。

メッシは主力に定着してからフル稼働状態が続いており、今季もここまでリーグ30戦で28試合に出場(先発は26試合)。17日にはビルバオとのスペイン国王杯決勝を控える中、同国紙「スポルト」によると37年前にビルバオを指揮して同タイトルを獲得したハビエル・クレメンテ氏(71=現バスク代表監督)が、希代のスーパースターについて言及した。

年齢とともにパフォーマンスが落ちているとの評価もある中、「それは年齢によるものではない。今でも世界で最も優れた選手で、彼にしかできないプレーをしてくれる。ただメッシは全ての試合でプレーするべきではない。彼を説得し、(最大で)年間70試合プレーすることをやめるように言わなければならない。これだけの試合をこなすのは不可能。彼を壊してしまうだろう」と指摘した。

また注目される今夏の去就にも持論を展開した。「外からの印象では、メッシは残ると思う。クラブは彼を残すためになんでもするだろう。彼はずっとここにいて、家族はとても順応している。彼はバルセロナにとても愛着を持っている。彼が寒いパリでフランス語を学ぶとは思えない」。移籍先の有力候補に挙げられてきたフランス1部パリ・サンジェルマン移籍はないとの見解を示した。

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