〈糸魚川市長選・市議選〉18日に投開票 市長選・一騎打ち、市議選・乱立戦 激戦のまま最終盤へ

 任期満了に伴う糸魚川市長選挙と同市議会議員選挙は18日に投開票される。ダブル選挙戦はあと1日を残し、激戦のまま最終盤を迎えている。

 市長選には現職で5期目を目指す米田徹氏(72)、新人で前の市産学官推進企画幹、元海洋高校長の久保田郁夫氏(63)が一騎打ちを繰り広げ、当選を目指し支持拡大、票の積み上げに懸命。一方、市議選には定数18に対し8人超過の26人が立候補し、当選ラインをめぐり必死の追い込みをかけている。

 市長選は4年前と同じ現新の一騎打ちの構図に。新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、現市政「継続」か「刷新」か、多選の是非などが争点となっている。米田陣営は厚い支持基盤での組織戦、久保田氏は組織に頼らない市民党・草の根選挙を展開してきた。

 米田氏は「コロナ禍を乗り越え、市民の幸せを守り抜く。」をスローガンに、駅北大火の復興、国県との連携などの「実績」「信頼」をアピール。地域医療、地域経済を重点課題に据え「再度私を市長に」と訴えてきた。

 久保田氏は「はじめよう、新しい糸魚川。」をスローガンに、海洋高での産学官連携、キャリア教育実践などの成果をアピール。「未来創り」「ひとづくり」を打ち出し、「私に仕事をさせてほしい」と訴えてきた。

 10日現在の有権者数(選挙人名簿登録者数)は18歳以上の男性1万7408人、女性1万8442人の合計3万5850人。投票は18日午前7時から午後8時まで市内各投票所、開票は同日午後9時から、市民総合体育館で行われる。

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