【WWE】セザーロとロリンズの因縁激化 SDユニバーサル王座戦線が大混乱

セザーロ(左)を襲撃したロリンズ-((C)2021-WWE,-Inc.-All Rights Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ16日(日本時間17日)発】WWEのスマックダウン(SD)が配信されたが、十人十色の思惑があっちこっちで交錯して事態は大混乱になっている。そんな中、祭典「レッスルマニア37(WM)」でも対戦したセザーロ(40)とセス・ロリンズ(34)の因縁がますます激化した。

この日の配信は、WMでのトリプルスレット戦で勝利し、ユニバーサル王座の防衛に成功したローマン・レインズ(35)でスタート。「WMメイン戦で(ダニエル)ブライアンとエッジから3カウントを奪取したぞ。もう誰も俺に挑むやつはいないだろう」と絶対王者であると勝ち誇った。

そこへ登場したのがセザーロだ。WMでロリンズを下し、波に乗る男は挑戦を表明しようとマイクに手を伸ばす。ところがそのスピーチを待たずしてレインズにリングを降りられてしまった。

この侮辱にセザーロは憤りながら「誰も行かないなら俺が挑む。今日、レインズと試合がしたい」とアダム・ピアース&ソーニャ・デビルに要求したが、決まったのはレインズの右腕ジェイ・ウーソ戦だった。だが、これに勝利すれば王者の背中が見えると信じ、セザーロはガントレット・スープレックスやコークスクリュー・アッパーカットを放つなど猛攻。ネックブリーカーでの反撃もはね返し、セザーロスイング(ジャイアントスイング)でぶん回すなど追い込んだ。

ところがそこへ招かれざる客が…。WMでセザーロに敗れたロリンズだ。突如現れるとセザーロを襲撃。それだけでは飽き足らず「WMは運よくセザーロが勝利したが、まだ終わっちゃいないぞ」と吐き捨てた。一体何がどうなって誰が何を思っているのか…。複雑な思惑と感情が交錯する男たちの抗争は、ますますカオスとなっていきそうだ。

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