東日本復興支援から帰任 島原市職員・山本周平さん

古川市長に活動を報告する山本さん(右)=島原市役所

 東日本大震災の被災自治体の一つ、宮城県山元町での復興支援業務から帰任した島原市職員、山本周平さん(46)が16日、市役所で古川隆三郎市長に活動を報告した。
 山本さんは昨年4月1日から1年間、沿岸部が津波に襲われ約640人が犠牲となった山元町に派遣され、町税分野の業務に携わった。
 復興状況や業務の内容、成果などを古川市長に説明。「業務を通し貴重な交流ができ、視野を広げることができた」と語った。古川市長は「山元町での経験を職場で生かしてほしい」と労をねぎらった。
 島原市は2011年3月から、福島、宮城、岩手の被災3県への職員派遣を続けており、延べ人数は約100人、延べ日数は約7600日。

 


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