孫興民にパスを出さない選手に非難殺到 韓国メディア「今夏の放出も検討」

果敢に攻め込んだ孫(右)だったが…(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのトットナムで、韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン=28)に「パスを出さない」として同僚のFWエリック・ラメラ(29)に非難が殺到している。

トットナムは16日に行われたエバートン戦で2―2と引き分けたが、韓国メディアは同点で迎えた後半31分に孫がフリーで打てる場面なのにもかかわらず、ラメラが強引にシュートを放ち、大きく枠を外して勝ち越し機を潰した場面を糾弾。「インターフットボール」は「この場面を見たファンたちはラメラの個人SNSで批判を浴びせた。『おまえはトットナムで最悪の選手だ』『チームプレーをしていない自己中心的な選手だ』」という反応を見せて憤慨した」と現地のファンやサポーターから批判が集まっていると伝えた。

そのうえで「ラメラがチャンスで仲間を利用せずシュートに走る場面は一度や二度ではないからだ。ニューカッスル戦でもラメラは決定的な状況で孫を無視した」と孫のチャンスを作り出す動きを生かしていないラメラのプレーを断罪した。

韓国ではラメラへの批判が高まっており、放出論まで噴出。「スポーツ朝鮮」は「トットナムがラメラを、この夏の移籍市場で放出することを検討する。他のチームからの獲得オファーを受け入れる」と報じた。

「ラメラは、個人のテクニックはあるが、ボールをあまりにも長い間持ちすぎて孫などチームメートにパスを出すタイミングを逃すことが多い」と同メディアは断じてラメラが放出要員になると指摘している。

孫との〝遺恨〟でラメラはチームを追われることになってしまうのか。

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