プロ野球&Jリーグ連絡会議 緊急事態宣言でも 無観客化は不要の見解

Jリーグ・村井満チェアマン

プロ野球とJリーグによる新型コロナウイルス対策連絡会議が19日に開かれ、感染再拡大により再び緊急事態宣言が出されても試合開催の無観客化は不要との見解を示した。

新規感染者が大阪では連日1000人を超え、東京でもそれに迫る勢いで急増中。第4波が確実視される中で東京都の小池百合子知事は政府に緊急事態宣言の要請も視野に検討を進める方針を示した。

事態が深刻化する中、プロ野球とJリーグは緊急事態宣言が再び発令された場合をシミュレーション。最終的には各自治体の判断に従うとし、前提と口にした上で、「我々から無観客でやりたいと発出することはない。1年前と今では我々が積み重ねたラーニングは全然違う。再び宣言イコール無観客というようなジャッジはできるだけ避けていただきたい」と要望。Jリーグの村井満チェアマンも「お客様を迎えた試合は1000試合を超える。その中からクラスターは1件もなかった。昨年と同じく緊急事態だからイコール無観客という話ではない」と訴えた。

緊急事態宣言が発出されても有観客試合は維持されそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社